保育士

1歳児の個人記録の例文【4月・5月・6月】の書き方やねらいの基本は5領域にある

毎月、記録を行う【個人記録】。

子どもの成長は個人差が大きく、どのように書いたら良いのか悩むことありませんか?

「個人記録、どのように記入すれば良いのか書き方がわからない」
「ねらいとして書く文章が思いつかない」

そんな風に悩む頃、よくありますよね。

保育士
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私自身、いくつもある書類の中で個人記録の作成に1番時間がかかります。

週案や行事の計画書などは、過去の記録や参考書があり、状況に合わせて文章を書くことが出来ると思います。

ですが、個人記録は子どもによって様々な姿が見られ、その姿を文章に起こすので、難しい書類だと思いませんか?

そこで、その「個人記録」の例文をお伝えして行きます。

年齢は1歳児、月は【4月・5月・6月】になります。

さらに「低月齢」「高月齢」「共通」に分けてお伝えします。

保育士
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私が実際に個人記録を書いている時に意識していることを経験談としてお伝えします。

是非、参考にしていただけると嬉しいです。

1歳児の個人記録例文|4月

新年度が始まる4月。

1歳児クラスの定員数を0歳児クラスより増やす保育園が多いかと思います。

その場合、0歳児クラスから入園している在園児と、1歳児クラスから入園する新入園児が一緒になります。

在園児に関しては0歳児クラスの担任から引き継ぎを受けると思うので、引き継ぎで聞いた子どもの様子に合わせてねらいを立てると良いと考えます。

新入園児に関しては、入園するにあたって面談が行われていると思います。

保育士
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面談記録があると思うので、その記録からイメージを広げてねらいを立てると良いでしょう。

子どもの姿|低月齢、高月齢

ここでは3月の子どもの姿を記入します。

4月から入園する新入園児に関しては、前月はまだ在園していないので空欄で大丈夫です。

【低月齢:1歳1ヶ月~1歳6ヶ月】

  • ハイハイや歩行で行動範囲が広がる
  • スプーンやフォークがまだ上手に使えず、手づかみ食べになることがある

【高月齢:1歳7ヶ月~2歳0ヶ月】

  • 食ベ物の好き嫌いが出始める
  • 様々な玩具で遊ぶ
  • 友達の存在を認識し始める

【共通】

  • 手遊びや歌を保育者の真似や声に出して楽しむ
  • 戸外に出ると機嫌よく過ごし、自然物や乗り物などに興味を持つ
  • 保育者と一緒に遊ぶことを楽しんでいる

ねらい|低月齢、高月齢

子どもの姿を踏まえて、次のステップをねらいとして立てます。

【低月齢】

  • 戸外、室内で歩くことやハイハイ、伝い歩きを楽しむ
  • スプーンやフォークの持ち方に慣れる

【高月齢】

  • 完食する喜びを知り、食事を楽しむ
  • お気に入りの玩具を見つけたり、遊ぶことを楽しむ
  • 友達と同じ空間で遊び、お互いの存在を知る

【共通】

  • 保育者と信頼関係を築き、新しい環境に慣れ、園生活を過ごす
  • 絵本の読み聞けせや手遊び、歌を楽しむ
  • 戸外に出て、春の自然物に触れる

新年度が始まり、新しい環境で不安になる子どもが多いと思います。

4月の個人記録の書き方に悩んだ時は、【新しい環境の中で子どもにどのように過ごしてもらいたいのか】をテーマにすると、ねらいや配慮が書きやすくなると思います。

保育士
保育士
私も、4月の個人記録を作成した際に「保育者との十分な触れ合いを通して、安心して過ごせるようになる」をねらいとして書いたことがあります。

新年度が始める最初のねらいなので、このような書き方も良いかと考えます。

環境構成と保育者の配慮|低月齢・高月齢

ねらいをどのような環境で、保育者がどのように配慮することで達成できるか考え、記入します。

ねらいをさらに具体化していくイメージになります。

【低月齢】

  • 「歩きたい」「動きたい」という子どもの意志を尊重し、危険がないように見守る
  • スプーンやフォークの使い方を繰り返し伝えていく

【高月齢】

  • 子どもの苦手な食材を認識し、無理には食べさせず量を減らしてみる
  • 食べられた時は「すごいね」「おいしいね」と声をかけ、達成感を味わえるようにする
  • 好きな玩具や遊びが見つけられるように玩具や遊びの種類を複数用意する
  • 保育者が間に入り、子ども同士が一緒に遊べるきっかけ作りをする

【共通】

  • スキンシップを十分に行い、子どもとの信頼関係を築いていく
  • 家庭と連携を取りながら子どもが安心して過ごせるようにする
  • 落ち着いた環境で絵本の読み聞かせや歌を楽しめるようにする
  • 子どもが興味をもてるように簡単な手遊びを用意する
  • 散歩や戸外遊びでは、自然物に興味が持てるように声をかけ、触れてみたり、観察を楽しめるようにする

1歳児の個人記録例文|5月

新年度が始まり、1ヶ月が経ちました。

4月に書いた個人記録を踏まえて、どのように子どもが成長したのか振り返ってみましょう。

そして、次はどのように成長できるか考え、5月の個人記録のねらいを立ててみると良いと思います。

保育心理士 ユウ
保育心理士 ユウ
4月の個人記録がベースになるので考えやすいのではないでしょうか。もちろん新しい視点でねらいを立ててもいいです。

けれど、「新しいねらいを立てたいけど、良いのが思いつかない」ということ、ありますよね。

そんな時は2つの方法があります。

  1. 保育所保育指針に記載されている【5領域】を意識して書いてみる
  2. 衣食住から考えてみる

1つ目の【5領域】とは、健康・人間関係・環境・言葉・表現のことを指します。

例えば、「保育者や友達と関わることを楽しむ」をねらいにした場合、このねらいは人との関わりになるので【人間関係】に該当します。

領域と結びつけることで、ねらいが立てやすくなります。

2つ目の【衣食住】から考えるについては、このようなことですね。

  • 衣=着替えなどの身支度の様子
  • 食=おやつや給食での様子
  • 住=生活を送る中での様子

3つの視点からねらいを立てていきます。

身支度や食事に関してはねらいが立てやすいのではないでしょうか。

お伝えしてきた文例も、いくつか身支度や食事から文章を作成しています。

保育士
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この2点の方法もぜひ活用してみて下さいね。

子どもの姿|低月齢、高月齢

この欄には4月の子どもの姿を記入します。

【低月齢:1歳2ヶ月~1歳7ヶ月】

  • 少しずつフォークやスプーンを使おうとする
  • 集中力が切れると手づかみ食べになることもある
  • 探索を楽しみ、気になった物は口に入れようとする
  • 歩行がまだ不安定なため、転びそうになる

【高月齢:1歳8ヶ月~2歳1ヶ月】

  • 友達との関わり方がわからず、相手が使っている玩具を取ったりしてトラブルになることがある
  • 靴下を自分で脱ごうとする姿が見られる

【共通】

  • 戸外では、歩行や散策だけでなく、シャボン玉を追いかけようとしたり、ボール遊びなどを楽しんでいる
  • 保育者や新しい環境に少しずつ慣れてくる
  • 指差しや単語や片言で自分の気持ちを伝えようとする

ねらい|低月齢、高月齢

【低月齢】

  • 食具を持って食べることに慣れる
  • 安全な環境の中で様々な物に興味を持ち、探索を楽しむ

【高月齢】

  • 保育者も交えて、友達と一緒に遊び、関わり方を知る
  • 身の回りのことに興味を持ち、挑戦する

【共通】

  • 保育者との触れ合いやスキンシップを通して安心して園生活を送る
  • 指差しや単語、片言で自分の気持ちを相手に伝えようとする

環境構成と保育者の配慮|低月齢・高月齢

【低月齢】

  • 栄養士と相談し、子どもが食具を使って食べやすい大きさにし、自分で食べられることの達成感を味わえるようにする
  • 子どもの探索意欲を大切にしながら、口に入れてはいけない物は繰り返し伝えていく

【高月齢】

  • 玩具の取り合い等、トラブルで手が出てしまう可能性もあるため、遊んでいる際は近くで見守る
  • 子ども同士の遊んでいる様子を言葉で表現し、お互いが興味を持てるような環境にする
  • おむつ替えの際に、ズボンやおむつを脱ぐなど、出来そうなことに挑戦できるよう声をかける

【共通】

  • 連休明けで、気持ちが不安定になる子どもがいると考えられるので、1人ひとりに寄り添い、体調の変化など気にかける

1歳児の個人記録例文|6月

子どもの姿|低月齢、高月齢

ここでは、5月の子どもの姿を記入します。

【低月齢:1歳3ヶ月~1歳8ヶ月】

  • 自ら積極的に食具を持ったり、手づかみで食べようとする
  • 保育者の援助を拒否することもある
  • 積極的に探索行動を行い、興味ある物を見つけて遊ぶ

【高月齢:1歳9ヶ月~2歳2ヶ月】

  • 友達と関わることが増え、やりとりをする
  • やりたいことが上手く出来ず、泣いてしまうことがある

【共通】

  • 保育者からの問いかけに反応したり、やりとりを楽しむ
  • 自分の気持ちを代弁してもらいながら表現する

ねらい|低月齢、高月齢

【低月齢】

  • 自分で出来るところまで食べようとする
  • 好きな遊びを見つけ、楽しむ

【高月齢】

  • 友達との関わりを楽しむ
  • 身支度など自分でやりたいと思うことに進んで取り組む

【共通】

  • 保育者との信頼関係を深め、安心して生活をする
  • 簡単な言葉や身振り手振りで相手に自分の気持ちを伝える楽しさを知る
  • 梅雨の時期による気温差で体調を崩さないようにする

環境構成と保育者の配慮|低月齢・高月齢

【低月齢】

  • 子どもの意欲を尊重し、見守る
  • 頑張って食べる姿を褒め、タイミングを見て子どもが不快に思わないよう援助を行う
  • 玩具によってコーナーを分けるなど、集中して遊べる環境にする

【高月齢】

  • 保育者が子どもの名前を呼ぶことで、子ども同士が名前を覚えられるようにする
  • 友達との関わりが楽しめるようにきっかけを作る
  • 上手く出来ず泣いてしまった時は、子どもの気持ちに共感し、代弁をする
  • 必要な時は援助をし、自分で取り組む姿勢を認め、自信をもてるようにする

【共通】

  • 信頼関係が深められるように、子どもの気持ちに寄り添い、丁寧な関わりをする
  • 必要な時は保育者が代弁をする
  • 子どもが見た物、感じたことを言葉にして伝えることで、様々な言葉に触れられるようにする
  • 衣服の調節や室内の温度・湿度を常に心掛け、快適な空間にする

1歳児の個人記録の例文【4月・5月・6月】で迷ったら意識したい2つのポイント

1歳児の個人記録の例文【4月・5月・6月】の書き方やねらいについてでした。

文章がなかなか思いつかない時は、こちらの2ポイントを意識すると良いですよ。

  • 保育所保育指針に記載されている【5領域】を意識して書いてみる
  • 衣食住から考えて書いてみる

この2つの方法を試して書いてみて下さいね。

1歳児の個人記録【4月・5月・6月】では、困ることもあると思います。

困った時には、ぜひお伝えしてきたことを軸に、書いてみてくださいね。

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